8月4日に発売されるEOS6D MarkⅡとは
EOS6Dの後継機として「小型・軽量のフルサイズ」というコンセプトを継承しながら、最新技術やさまざまな技術要素を取り入れ、総合性能の進化を追及して開発されたデジタル一眼レフカメラです。
主な進化した点は、約2.620万画素CMOSセンサー、オールクロス45点AFセンサー、デュアルピクセルCMOS AF、フルサイズ初のバリアングル液晶モニターで、画質からAF、ライブビュー撮影まで大幅な進化を遂げた小型・軽量一眼レフです。
8月4日発売開始。
昨年秋に発売されたフルサイズ機のEOS5D Mark4とスペックを比較してみます(違い分のみ)
機能 | EOS6DMarkⅡ | EOS5DMark4 |
有効画素数 | 2.620 | 3.040 |
映像エンジン | DIGIC7 | DIGIC 6+ |
カードスロット | SD | CF(Type Ⅰ)、SD |
視野率(約) | 98% | 100% |
全測距点(クロス測距点) | 45(45) | 61(41) |
F8対応測距点(クロス測距点) | 27(9) | 61(21) |
測光センサー | 7.560画素 RGB+IR | 15万画素 RGB+IR |
測光センサー分割数
|
63(9×7) | 252(18×14) |
スペシャルシーンモード | 12種類 | – |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 X=1/180 | 1/8000~30秒 X=1/200 |
ISO常用感度 | 100~40000 | 100~32000 |
高速連続撮影 | 6.5 | 7.0 |
連続撮影可能枚数(高速カード使用時)RAW | 18(21) | 17(21) |
MOV記録 | タイムラプス動画のみ | ○ |
動画記録サイズ 4K(Motion JPEG) | タイムラプス動画のみ | ○ |
フレームレート 4K | 29.97.23.98/25.00 (タイムラプス動画のみ) |
29.97.23.98/25.00 |
フレームレート HD | 59.94/50.0 | – |
ISO感度・手動設定 Full HD撮影時 | 100~25600 H(32000)/ H(40000) H1(51200)/ H2(102400) |
100~25600 H(32000/ H1(51200) H2(102400) |
動画電子IS | ○ | – |
カスタム機能 | 28種類 | 17種類 |
液晶モニタードット数 | 104万 | 162万 |
タッチパネル/角度調整(バリアングル) | ○/○ | ○/- |
Bluetooth | ○ | – |
撮影可能枚数(常温・約) | 1200 | 900 |
大きさ(約・幅×高さ×奥行き mm・CIPA基準) | 144.0×110.5×74.8 | 150.7×116.4×75.9) |
質量(約・g・バッテリー、カード含む) | 765 | 890 (CFカード、SDメモリーカードを含む) |
有効画素数が約2.620万画素ということで、5DMark4に比べると若干少ないですが、新たに搭載されたDIGIC7とのコンビネーションで、豊かな階調描写と低ノイズ、細密なデティール再現性など、画質が大幅に向上しています。また、フリッカーレス撮影も可能、さらに最高約6.5コマ/秒で動きの速い被写体への追従も撮影可能になっており、進化した軽量・小型フルサイズ機になっています。もちろん防塵防滴使用仕様です。
測光センサーはRGB+IRセンサーを積んでいますが、5DMark4の15万画素に比べ、7.560万画素に留まっているというのが残念なところでしょうか。
予想販売価格から購入の是非を検討してみる
8月4日発売のため執筆時現在は予約段階でありますが、カメラのキタムラでの販売価格が218.700円(ボディのみ)。EOS5DMark4(ボディのみ)の発売前は確か40万を超えていましたので、それを考えるとお得感は否めませんね。
発売前の段階で予約者分の生産が間に合わないほど人気があるようで、EDS5DMark4の価格がスペック以上に高かったので、そのために購入を見送ったユーザーたちが6DMarkⅡの発売を待って購入に移ったという現象も出ていると思います。
1DX2と5D4の価格差が発売時で20万くらいですか。5D4と6D2も20万くらいの差になりそうなので上手くバランスが取れた感じですね。キヤノンの販売戦略が上手く嵌ったといった感じです。
撮影は状況によって変わってきますが、価格の差は確率の差でしょうか。一つひとつのパーツはやはり価格相応に組まれていますが、後はレンズですよね。やっぱり動きの速い被写体などを狙うときは純正レンズとサードパーティー製のレンズとではAFの速さや精度が大きく変わってきます。
フィルム時代と違ってデジタル全盛の現在は、新しくて高価なボディにメーカー純正の高価なレンズの組み合わせが一番綺麗な写真を撮る最も大切な条件だと思うのですが、要は価格の差は速さと精度の差なのかな?と思います。それが上述した確立の差というところですね。
6D2のこのスペックと予想販売価格から考えると絶対に買いですよ!!!
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